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モンゴルはどんな特徴の国か、外国人労働者としてのモンゴル人、文化・音楽・遊牧民・親日の理由などについて詳しく紹介していきます。モンゴルについて興味のある方はこの記事を読むことで、モンゴルの特徴について詳しく理解できます。

モンゴルはどんな特徴の国?

モンゴル国は東アジア北部に位置する共和制国家です。正式名称は「МонголУлс(モンゴル・オルス)」と言います。モンゴルは民族名でオルスは「国」となっています。

首都はウランバートル。東と南の2方向を中国内モンゴル自治区と、西をウイグル自治区、北をロシアとそれぞれ接する内陸国です。
モンゴル高原のうち、ゴビ砂漠より北の一帯にほぼ該当する領域(外蒙古)を国土としています。
日本人にモンゴルは草原や遊牧民のイメージで知られていて、中世モンゴルの英雄「チンギス・ハン」や、モンゴル人力士の活躍でも有名です。

1920年代ころからモンゴルはソ連の指導下で社会主義国として発展していましたが、1980年代末のソ連崩壊後の民主化運動が活発化し、1993年には新憲法を制定するなどして民主国家となりました。

モンゴルの基本情報

国名

モンゴル国(Mongolia)通称モンゴル

英語国名

モンゴリア(Mongolia)

面積

156万4100平方キロメートル(日本の約4倍)

人口

329万6,866人(モンゴル国家統計局 2019年時点)

首都

ウランバートル(全人口の約半分 149万1375人)

民族

モンゴル人(95%)、カザフ人など

言語

モンゴル語(国家公用語)、カザフ語

宗教

チベット仏教など(1992年2月公布の新憲法で信教の自由を保障)

政体

共和制(大統領制と議院内閣制の併用)

気候

昼夜、夏冬の温度差が激しい気候

外国人労働者としてのモンゴル人

モンゴルは、1990年代から日本との良好な関係が続いており、アジアにおいて親日感情が高い国のひとつです。2014年には日本との間でFTA(自由貿易協定)とEPA(経済連携協定)が締結され、貿易と投資だけでなく、人の流れを増加させています。モンゴルからの外国人労働者は増加傾向にあるようです。

日本で暮らす在留モンゴル人の数

モンゴル国籍を持つ在留外国人の数は2019年で12,012人となっています。モンゴル国籍の人は年々増え続けています。

日本で暮らす在留モンゴル人の数2009年~2019年

2009年 4,727人
2010年 4,812人
2011年 4,669人
2012年 4,837人
2013年 5,180人
2014年 5,796人
2015年 6,590人
2016年 7,636人
2017年 9,144人
2018年 10,987人
2019年 12,012人

参考:法務省HP【在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表】
http://www.moj.go.jp/housei/toukei/toukei_ichiran_touroku.html

モンゴル人の「技能実習生」の数

「技能実習生」とは発展途上国の若く意欲的な方たちが、日本で技能を学び母国に帰国して、経済発展に寄与してもらうといった制度です。
モンゴル国籍を持つ在留外国人の12,012人の中で、技能実習生の人数は1,846人となっています。モンゴル国籍を持つ在留外国人と同様に、技能実習生の数も2019年まで増加傾向となっています。

モンゴル人の特定技能

「特定技能」とは、深刻な労働力不足に対応するために設置されたもので、一定の技能及び日本語能力基準を満たした者が特定技能としての在留を許可されます。

この「特定技能」制度が2019年4月に始まりました。特定技能では、悪質なブローカー排除のために2国間協定を結んでおり、当面、特定技能の受け入れはベトナム、フィリピン、カンボジア、中国、インドネシア、タイ、ミャンマー、ネパール、モンゴルの9か国に限定されており、対象国にモンゴルが含まれています。

モンゴルが親日国家の理由とは?

モンゴルと日本の交流は、1972年の国交樹立から始まりました。モンゴルは親日の友好国としても有名です。モンゴルから日本への留学者数は人口比だと世界一です。日本語学習者は、毎年増加傾向となっています。

日本のアニメ・漫画の影響で日本に興味のあるモンゴルの若者が多く、日本語学習のきっかけもアニメ・漫画が入り口になっています。

また、モンゴル語と日本語は文法が同じで、日本語の発音は全てモンゴル語の発音で対応できるためモンゴル人は日本語が上達しやすいです。

モンゴルが親日国家となった歴史

モンゴルは1911年の辛亥革命時に独立し、1924年に人民共和国となってから約70年は社会主義国でした。日本との国交樹立は1972年ですが、モンゴルが社会主義から民主化し、市場経済化を導入した1992年以降に日本との関係が進展しました。

日本からモンゴルへのODA(政府開発援助)によって、モンゴル経済は活性化し、日本の企業のモンゴル進出も増え、日系企業で仕事を得るために日本語を習得しようとするモンゴル人が増えるという好循環となりました。

そして、1990年代にモンゴルが市場経済化したときに、各国からの援助やIMF(国際通貨基金)の資金援助がなされました。なかでも日本は最大の経済援助国であったこともあり、モンゴルでは親日感情が高くなっていきました。

相撲界での力士の活躍

大相撲の力士が日本で活躍し続けていることも、モンゴル国民の親日感情に貢献しているといわれます。1990年代から日本との関係が発展したことで、モンゴルから日本への留学生も急増しました。

モンゴル人力士の活躍の先駆けとなった朝青龍も1997年に日本へ相撲留学しています。その後も、白鵬などの多くの角界を担う力士が誕生しています。

モンゴルの文化とは?

モンゴルの文字

伝統的にモンゴル文字が使われてきましたが、現在ではキリル文字が主体です。2020年のモンゴル国会により、2025年までに全国の文字使用をキリル文字から伝統モンゴル文字に引き戻す方針を決めました。

キリル文字が使われた背景

1921年、モンゴルはソビエト連邦の支援により独立しました。その後、ソビエト連邦は部隊を駐留させ、モンゴルの内政と外交も支配するようになりました。そのため、ソビエト連邦は領土内の多くの地域に言語政策を実施しました。

1941年からキリル文字に統一され、伝統的なウイグル文字のモンゴル文字が消えました。この言語の変更は、以前の歴史文書を読むことが困難になるなど伝統的なモンゴル語の意味合いに影響を与えました。

モンゴルの音楽

弦楽器の「馬頭琴」

「馬頭琴」はモンゴルの弓奏の弦楽器です。馬の弦楽器(モリン・ホール)といい、モンゴルのチェロと形容されています。さおの先に馬の頭が彫刻され、胴体には馬の皮を張ります。弦、弓毛ともに馬の尻毛を束ねてつくります。日本の小学校の教科書に載せられている「スーホーの白い馬」をはじめ、死んだ愛馬の生まれ変わりとしてつくられたとする伝説が種々に語られているようです。

1人で2つの声を出す「ホーミー」

「ホーミー」は1人で2つの声を出すモンゴルの伝統的な歌唱法です。西部モンゴルのアルタイ地方で始まったとされ、現在でも歌い手は西部の人に多いです。モンゴル人でもホーミーのできる人は限られており、専門の歌手でも体力を消耗する唱法になります。

モンゴル相撲「ブフ」

モンゴル相撲「ブフ」とはモンゴルに古来より伝わる伝統的な立技組技系格闘技です。起源は紀元前3世紀頃とされ、競馬、格闘技、弓射の3種目を競い合うことから派生し、奉納儀式や軍事訓練的な要素も持っていたといわれています。

日本の相撲と違い土俵がなく、「投げ技」と「倒し技」が中心で、相手の膝・肘・頭・肩・背中などを地面につけると勝ちとなります。
ジャンジン・マルガイ(民族帽子)、ゾドク(ベスト)、ショーダク(パンツ)、グダル(ブーツ)といった民族衣装が試合着です。

国民行事「ナーダム」

「ナーダム」はモンゴルにおいて、年に数回行われる国民行事の「民族の祭典」で、モンゴル語では「祭り」という意味があります。モンゴル相撲「ブフ」・競馬・弓射の3つの競技が行われます。

ナーダムはモンゴル各地で行なわれますが、最も大きいものが国家主催の国家ナーダムと呼ばれるもので、毎年7月11日の革命記念日にちなんで、7月11日、12日、13日の3日間にわたって首都・ウランバートルで開催されます。

モンゴル料理

モンゴル料理は伝統的に、「赤い食べ物」と呼ばれる肉料理と、「白い食べ物」と呼ばれる乳製品に分けられ、伝統的な遊牧民は、赤は冬季に、白は夏季に食します。

主食としては小麦や米も食べられますが、農業が盛んでないモンゴルでは、肉が食卓のうちの主食並みの量を占めることも多いようです。
なお、モンゴル料理のイメージがあるジンギスカンは日本料理のようです。

モンゴルの遊牧民とは?

 

モンゴルのイメージとして遊牧民というイメージを持たれている方もいるかと思います。
人口約330万人の内、約140万人が首都ウランバートルに住み、約40万人が遊牧民とされています。モンゴルでは都市部で生活する人を除くと、現在でも遊牧民としての生活スタイルを取っている方が多いです。

モンゴルの遊牧民の生活

遊牧とは季節に合わせて住む場所を移動させる家畜の飼育方法で、モンゴルで一般的に行われている方法になります。

モンゴルの遊牧民の人々は主に5種類の家畜(牛・馬・羊・山羊・ラクダ)を扱っており、特に有名なのがモンゴル人の肉料理の中心である羊です。

遊牧民の家庭では、分業体制として、男性が家畜の遊牧を担当し、女性が乳搾りや家事に専念するという形をとっています。

一般的な遊牧民の子供達は都市周辺部に住んでいれば都市の学校に行き、都市部から離れている場合は、宿舎に寄宿しています。

また、現在は太陽光発電を使用して電化製品を置くなど、遊牧民のスタイルを残しつつ近代的な要素も加わっている家庭が多いようです。

モンゴルの遊牧民の移動式住居「ゲル」とは?

家畜とともに草原を移動して生活する遊牧民が住むのは、モンゴル語でゲルと呼ばれる移動式の住居になります。

移動するときには家を解体し、いくつかの部材に分けて運ぶようです。床板をのぞく部材の総重量は、250~300kgにもなります。これらの部材を家畜(牛やラクダなど)にのせて移動しますが、最近ではトラックが使われることも多くなりました。

移動先では、ゲルを一から組み立てることになります。2~3人が作業して、1時間半~2時間ほどで完成します。解体は1時間~90分ほどで終了します。ちなみに、現代のゲルの部材は工場で生産された製品がほとんどのため、モンゴルでは一般に販売されています。

また、ゲルは通常、遊牧のための家ですが、ウランバートル市内等でもあえてゲルを建てて住む人々もいます。

モンゴルの遊牧民の宗教的伝統「オボー」

「オボー」とはモンゴルで建てられ、石や木などから作られる標柱になります。草原や小高い丘のような高所に建てられることが多いです。

元々モンゴルでは、山や川に神様が住んでおり、なかでも一番尊い神は天にいるものと考えられていました。この天を崇拝するシャーマニズムが広く信仰されてきたようです。

天の神に貢ぎ物を献上する際に見つけやすいようにオボーを作りました。オボーにはこうした宗教的意味を示す役割がありますが、それと同時に境界標識や道標としての役割もあります。

まとめ

・モンゴル人の日本での労働者は2019年まで増加傾向にある
・モンゴル人は親日国家
・モンゴルでは多くの人が遊牧民として生活している

この記事ではモンゴルはどんな特徴の国か、外国人労働者としてのモンゴル人、文化・音楽・遊牧民・親日の理由などについて詳しく紹介してきました。モンゴル人と接するときには、この記事を参考にしてみましょう。

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執筆者
外国人労働者ドットコム編集部

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